今、あなたは子どものことでこんなことを悩んでいませんか?
- グズグズ、ダラダラ、
- いくらいってもテレビをやめない、ゲームをやめない!
- 朝、時間に起きてこない、夜は寝てくれない!
- 小学生の息子が時間の読み方がわからない!
- いつも時間ギリギリ、遅刻しそう!
あらかわ菜美です! ベネッセコーポレーション、「親ゼミ」で、勉強と部活を両立させる時間デザイン特集を監修。「勉強をしなさい」と親がうるさく言わなくても、子供が自分から15分のスキマ時間を活用して勉強ができるように時間意識を育てます。
時間を守る子に育てるポイントは2つ
・どんなことにも「はじまり」と「終わり」がある
・どんなことにも「締め切り」がある
どんなことにも「はじまり」と「終わり」がある
小学生になって時計の読み方ができても、時間を守れない。
ここに落とし穴があります。
①一日は24時間
②必要な時間がある。
①一日24時間は3つの時間があります。
- 必要時間 睡眠、食事、身支度、お風呂の時間
- 拘束時間 仕事や学校、育児や家事に拘束される時間
- 自由時間 好きなことができる時間
睡眠時間は紫色(21時~7時)です。
②ゼッタイに必要な時間があります
24時間を円にする理由。
・一日全体の時間の流れがわかる。
・空白の時間はどれだけあるか、これが重要なんです。
この空白時間の中に、「睡眠」「ごはん」「お風呂」のイラスト入れました。
・睡眠〇時間(分)
・朝食〇時間(分)
24時間-〇時間=残りの時間(空白の時間)
残りの時間で、「あそび」「勉強」「家事」「育児」「仕事」「その他」のことをしなければなりません。何にいちばんたくさんの時間を使うかは年齢によって異なります。
何をするにしても「はじまり」と「おわり」があります。
時間を守る子どもは始まりと終わりを守ります。
始まりと終わの時間を教えるカンタンな方法
はじまりとおわりのレッスン。
下の画像は、セリア「がくしゅうとけい」110円。
はじめての時計遊び楽天で見る
セリア「がくしゅうとけい」110円 |
長い針と短い針が連動しており、おもちゃ感覚で長い針をぐるぐる回すと短い針が動き、時間を変えることができます。私は使ったことがないのですが、使っている方のレビューをみると、赤い針の先にある数字を読めば「時間」が、青い針の先にある数字を読めば「分」が簡単にわかるようになっているんですね。
一日の終わりは「おやすみなさい」
食事の「始まり」は「いただきます」
食べ終わると「ごちそうさま」
おもちや遊びの「始まり」と「おわり」
「遊んで終わったらお片付けね」
テレビの始まりと終わり
「テレビをつけようね」
「テレビを消そうね」
子どもにゼッタイわからせたいのは、一日のはじまりの「おきる時間」とおわりの「ねる時間」です。ここが人生の分かれ道といっていいほど、重要な時間です。
「はじまり」と「おわり」がいつくもあって、時計の針が進んでいる。一日全体の動きをなんとなくわかっていくだけでいいです。
「早く!」「ぐずぐずしないで、さっさと」とことばがでます。
早く!グズグズを言わない方法
- おもちゃであそぼうね 始まりは? 終わりは?
- テレビをみようね 始まりは? 終わりは?
- おやつを食べようね 始まりと終わり?
- 片づけようね 始まりと終わり?
- 着替えようね
早く、グズグズを絶対にいわないこと
はやく、グズグズしないでっていわないで |
- いつまでもダラダラしないで!
- グズグズしないでさっさ片づけなさい!
-
ゲームをやめなさい。なんかい言ったらわかるの!
楽天で見る |
ママのことばかけがとてもたいじです
10数えるからね。その間に片付けてね。
ママがタイマーになるから着替えようね
イチ、二―、サン、シー・・・
60分のタイマーをかけておくね
タイマーが鳴ったらおしまいね
母親が子どもに「ちょっと待ってね」「早く」「おくれるわよ」
といって、子どもを「グズグズ」といってせかせますが、子どもは時間の長さがわかりません。子どもに時間をきちんと指定してあげればいいのです。
「ちょっと」の長さは「30数える時間」、「早くの長さは10数える時間」、時間が長いときは「おうちから○○に行くまでの時間」、「おうちから公園に行くまでの時間」といってあげると子どもは時間の長さのイメージがつかめます。
では、ママと一緒に「はじまりと終わり」をしようね。
ママは「洗濯片付け」
ぼくは「おもちやの片づけ」
「始まりは5じ」終わりは5じ15分」
「長い針が今12、15のところにきたらおしまいね」
このように時計の針をみながら遊び感覚で教えます。子どもは急いで着替えて「ぼくの方が早かったよ」といってバンザーイするでしょう。子どもは数えながら競争するの好きですから。
私たちは毎日、時計の針を気にしながら、身支度をしたり、調理をしたりしますよね。そのように子どもに時計の針を意識しながら身支度やお片付けの体験をさせるようにします。
時間の長い針が何分とか、短い針とか
覚えるのが目的ではありません。
幼稚園児ぐらいになると、「始まり」と「終わり」をつけてみよう
- 白紙の円グラフを書く
- 時計と同じ24時間刻みにする
-
寝る時間は? 朝、起きる時間は?
円グラフに寝る時間を色でぬりつぶします。
-
寝ている時間をつかうと、空いている時間が少なくなったね
- 空いている時間で何をしょうかね?
近くの図書館で本を読んで過ごします。焼き芋はわたしは好きではないけど、子どもが食べたいというので時計の練習のために。おかげさまで本の好きな子になりました!
「はじまり」と「おわり」についで、次に大切なのは「締め切り」です。
どんなことにも「締め切り」がある
さあ、いよいよ締め切の時間です。
なんにでも締め切りがあります。
中学、高校へと進んでいくと、必ず試験勉と時間の闘いが待っていますから。そのときになって困らないように「締め切り」について理解させましょう。締め切りの重要性について子どもにわからせたいものです。
- 閉め切りとは、決められた時間。
- 締め切りがあるから、終わりがある。
- 締め切りがなかったら、いつまでもやってしまう。
- 締め切りは固い約束の時間。
・ 応募の締め〆切
・DVDの返却
・ポイントサービス券
締め切りについて子どもたちといろいろ話し合ってみるのもおもしろいですね。
どんなことにも締め切りがあることを子どもにわからせる。
締め切りを守らなかったら何が起こる?
受験にあわてないために締め切りを理解しよう。
ママーー図書館から借りた本を返すのに締め切りがあるでしょ。本がぜんぶ読み切れなくてあわてて本を読むこともあるでしょ。
子どもーーそうか。締め切りとは時間が決められていることなんだ。
ママ――パパが締め切り追われて大変といっているのはそういうことなのね。
――もし、締め切りに間に合わなかったらどうなるの?
子どもーー作文の締め切りが明日だ!
ママーー忘れていた! サービス券の締め切りは今日だった!
親子でどんな締め切りがあると話し合ってみましょう。締め切りに間に合わなかったらどうなるでしょう。
実際に締め切りとはどんなことかテレワークの例でみてみましょう
「いまのうちにごはんを食べておいてね。ここからこの時間は音をたてないように、シーね」
テレワークは子どもにとっては、こんなにたいくつできゆうくつなことはありません。でも、締め切りが重要な意味があることを、親の仕事をとおして少しづつ理解していってほしい思います。
時計は読めるけど時間の使い方が下手?
小学生になると学校の授業に時計の読みかたがでてきますね。
みなさんはきっとお約束ボードにいっぱい書き込んで、時間の読みかたの練習してきたと思います。長い針が12のところにきたら、短い針が3のところにきたら、・・・・。ところが、どうして年齢が大きくなるにつれて、時間の使い方が下手なのでしょうか?
- 一日24時間は必需時間と拘束時間と自由時間があります。
- どんなことにも始まりと終わりの時間があります。
- 締め切りがあります。
- 時計が読めると時間を守るは何がちがうのか?
コメントを書き込む