中学受験を控えた小学4年生の母親たちへ
コロナ禍で学校の授業も部活も中止になったりして、世の中の時間の流れが激変して大変でしたね。悔しいことに教育格差が生まれ、一部の報道によると、21年入試の受験者が増えているとのことです。
きびしい受験戦争をどのようにして勝ち残っていくか??
小学4年生といってもまだまだ子どもです。保護者のサポートが必要です。
今回は小学生の3人のお子さんの勉強と受験を中心に、子どもたちの成長と反抗期と母親(Aさん)自身の気持ちを正直につづっているブログ「小学生の子育て「を紹介します。
続いて、②中学受験は、5分、10分の時間感覚を身に着ける具体対を書きました。
受験に勝つための時間という武器
時間は「はじまり」と「おわり」の二つだけです。
このふたつを厳格に時計で管理するのが「締め切り」です。
その代表が「試験時間」ですね。
第1回・第2回共通
着席完了 8:30
諸注意 8:35
国語 8:50~9:40
算数 10:05~10:55
社会 11:20~11:50
理科 12:15~12:45
試験の結果は「合格」と「不合格」のふたつです。
時間というものは、ときには、人間に残酷です。どんなに長い時間を費やして勉強してこようと、受験という世界では同情も努力も関係なく容赦なく白黒をはっきりだします。
あと五分あれば問題が解けたのに・・・
ギリギリの一分どころか、一秒、二秒の戦いです。
時間はどんなに重要な戦いの武器か。
ところが残念なくらいに母親たちは時間に対して無知です。
受験対策のために、どんなに優秀な塾に行かせようと、教材を与えようと、時間の使い方をクリアなくしては半分の実力も発揮できないでしょう。受験勉強はまず「親子で時間を共有する」必要があります。
最初にこうした取り組み方が参考になる、Aさんの例をご紹介します。
実例 まさか子どもが自分でやるとは!
ご本人の了解をいだいています。
子供の送迎、夕飯。寝るまでの時間は恐ろしいほど忙しい。
毎日バタバタのままでは、落ちついて生活できないし、子供のこともやりこなせない。
かなり前に買った雑誌をもう一度読んでみたら、今の生活のヒントになるページがあった。
本の紹介はのちほど。
まずは、何年ぶり?大学ノートを開き、左ページの左側に時間を書く。
- 10:00
- 10:30
- 11:00
- 11:30
と、30分おきに時間を書く。
書き出してみたら、この日は夕飯を子供が帰ってくる前に作っておけば、後が楽になる。
ここをみんなの勉強時間にすれば、後でテレビが見れる。
この時間ならピアノの練習ができる。
私自身も、この時間に掃除をすませてしまえば、録画したドラマが見える
などなど、上手く自分の時間を作れる気がします。
昨日ノートに書き出したことで、21時半にすでにベッドの上。
しかも、洗い物、明日のごはんの準備も終わった。なんということでしょう
時間があまった、余裕があるなんて信じられん。
母親の記事は以下に続きます。
私が作った時間簿は、これです。
1週間の流れを、うーんと考えていたら、子供達がこのノートを見て、
宿題はここの時間にやる。
テレビはこの時間に見たい。
だから、お風呂先に入ろうかな~と、一緒に考えてくれました。
まさか、子供が自分で考えるとは思わなかった。
私も10時半には爆睡するようになったら、朝からめちゃくちゃ元気。
6時15分までにお弁当を作り、洗濯機をまわし、掃除機かけも7時までに終わってしまう。
子供達と朝ごはんを食べ、保育園に行き、仕事スタート。
今日はお昼に帰ってきたら、やることがない、、、。
信じられん。
同じ24時間なのに、なんだ、この差は??
ということで、夕飯作っちゃいまーす。
子供を三人育てながら、自分だけやりたいことがやれてない、我慢の連続、イライラしてしまう。そんな負の感情から脱出したい、なんとか早く終わらせて寝る時間も確保したい、いろいろなモヤモヤから時間簿が救世主になりました。
このような感想をいただけると、時間簿の考案者にとってこれほどうれしいことはありません。Aさんの記事内容はこちらです。
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中学受験にチャレンジするきみへ~勉強とメンタルW必勝法! ●
親がやるべき受験サポート
時間管理術①親子の時間簿
受験勉強対策の時間簿を作成するために、母親の書いた時間軸に注目してください。このように書いています。
- 10:00
- 10:30
- 11:00
- 11:30
時間軸がこの画像では見えませんが、横軸に「自分」「子ども」「子ども」の列が作られています。実はほとんどの方が一列の時間軸で失敗します。これは、主婦に限らずビジネスマンも同じです。
中学受験の勉強は親子の時間の共有です。
短い時間を効率よく使うためには、時間簿は強力なツールとなって受験勉強をサポートします。そして、ここで体験した時間管理術は、子どもが大人になって社会に出ても、時間の使い方に困りません。
②に続きます。
中学受験にチャレンジするきみへ~勉強とメンタルW必勝法!
最後にあなたへ
試験というのは、そのときの運もあるでしょう。しかし、あと、五分あれば問題が完全にとけたのに・・・。悔やんでも悔やみきれない経験をわが子に味わせたくない、すべての親に共通する願いだと思います。
時間を味方につけてください。だいじょうぶです。時間は「はじまり」と「終わり」の二つしかありません。あなたが毎日やっている、掃除、洗濯、食事の時間も「はじまり」と「終わり」があります。
そのことを意識してみてください。子どもは親のやることを見ながら学習していきます。今しかないこの時間を受験のゴールに向かって進んでください。もう始まっていますよ。
位置について
ヨーイ
ドン
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