【共働き】小学生帰宅後、母親不在①

2023/04/17

共働きママが仕事と家庭の両立で悩んでいることは、
1位「自分のストレス・健康」
2位「家事」
3位に「子どもの急病」。
他。




きっと、あたなも働いていると
わが子が
・どしゃぶりの雨の降った日や、
・寒い雪の日は家にいて「おかえり」といって迎えてやりたい・・。

それができない悩みがあると思います。

今のような物騒な時代だとよけいに心配だと思います。

今回は「子どもの帰宅時間に母親不在」についてお話をします。


結論からいって、みんな答えがひとりひとり違います。

子どもの性格や職業によっても違います。


答えを出せるのは「自分」です。

ここで書くことは、どんなテクニックよりも、「同じ母親として私の体験」をお話をします。

ただ、読むだけなら、何も得られないかもしれません。
働く母親というのは、子どもの帰宅時間にいてやりたい・・・。
それができなくてつらいのです。


帰宅しても母親が不在


母親が不在について、わたしの体験をお話しします。


わたしも小学生だったことろは、母は父の仕事を手伝って長期(冬はの期間は農業をしないので)不在でした。きょうだいが5人なので、よくケンカもしましたが今思えば助け合っていました。

家のそばにおばあちゃんがいましたから、おばあちゃんにやさしくしてもらい、いろいろ世話をしてもらいました。

わたしは雪国でしたので、学校から帰ると玄関に雪が積もって家に入れなないのはふつうのことでした。なんとか、雪をこじ開けて家に入りました。

家の中は、冷たい空気のガランとしたあの空虚感・・・。ですので、母が家に帰ってきたときはうれしくて、外で友だちと遊んでいても、家の中から母のまな板のとんとんとする音が大好きした。


わたしの感想を正直に言いますと、学校から帰宅して母親がいないのは、さしみい、かあちゃんに家にいてほし・・・。子ども心に思っていました。

ても、いろんな家の子がいるのを知っていました。
一人っ子の子、父親のいない子、障害のある父親の子・・・・。
みんな、それぞれにハンデをかかえていたように思います。

だから、不思議と、誰よりもさみしいとか、誰よりわたしはかわいそうと思ったことはありませんでした。


結婚して三人の子の母親に

子どもが学校から帰宅後、どうだったかといいますと、わたしは在宅の仕事(ギターの講師)を細々としていましたので、「おかえりなさい、今日、どうだった?」と迎えてやりました。


今、ふり返ってみると、母親としての儀式みたいものです。
子どもの気持ちをほんとうにわかっていなかったと思うことがたんさんあります。


たとえば、いちごを食べる時に、みんなで分けるとひとり何個でしょう、なんてうるさいことを言って、今思えば、子どもだっていちごを食べてもおいしくなかったと思います。


子育ては、過去になってみれば、ああ、あのときにこうしておけばよかったと、いかなる状況であっても思うものです。ほとんどの親がそのように言ってます。

私も子どもが熱を出したとき、それでも「保育園」につれていったことが頭から離れません。


ある日、預金箱が空っぽに

三番目の男の子が幼稚園に上がるころ、自宅の近くで事務所を借りて、夫婦で編集の仕事をしていました。わたしは洗濯物を入れに家に行ったり、子どもが学校から帰る時間に家に戻ったりの生活でした。

ある日、帰宅すると、テーブルの上に

缶切りで切り取ったフタの開いた貯金箱があるではないですか。

わたしの大切なたいせつな缶の貯金箱。
コツコツと5百円玉を入れて、いつか、ハワイ旅行しようとたのしみにしていました。
5百円玉がいっぱいになり、タンスの引き出しに隠しておいたのです。それを息子が見つけたのです。

どうやら、毎日、5百円玉をひとつ持って、近くのゲームセンターに行って何か買っていたらしいのです。やっぱり子どもはバカだなと思うのは、最後の5百円玉がなくなると、貯金箱を隠すのを忘れてテーブルの上に出したままにして、それをわたしが見つけたというわけです。

くやしくて、涙がでました。

三番目の子はゲーム世代ということもあって、わたしのパソコンをいじって壊したり、むかしNTTのダイヤルQとかがあってそれを勝手にやって高額の請求(7万円くらい)がきたこともありました。

親が家にいないために、留守中に子どもが起こすいたずらや悪さ、これは、よくあることのようです。

子どもが学校から帰宅したときに母親不在について、「いい」「悪い」はないと思います。


専業主婦の親と働く主婦の親

わたしが編集の仕事をしているときに手伝ってくれたスタッフたちは、自分が子どものときに学校から帰宅すると母親は家にいた、という人は数人いました。一人のスタッフは、母親の過干渉が自分の感情を抑圧して、大学に行ってからカウンセラーに相談したこともあったそうです。

専業主婦の母親の過干渉で育ったスタッフと働く母親間が不在の私とは正反対なので、わたしは彼女の気持ちがあまり理解ではないし、彼女もまたわたしの気持ちがあまり理解できないと思います。


ただ、それぞれの環境のなかでそれぞれの体験をしたということではないかと思います。親が家にいたから「いいこと」というと、親が不在だから「悪いこと」の対比になってしまいますので、「いい」「悪い」で計ってはいけないと思います。


母親は正直で、子どもには愛であってほしい。むつかしいけど
わたしは子ども心に、家は貧乏だと知っていました。
世の中全体が貧しかった時代ですが、わたしの家はちよっとほかの家より貧乏だったようです。働く母の姿をみて、楽にさせてあげたいと思ったものです。

お菓子を分けて食べるときに、5人きょうだいだと、こっちが大きいと比較してひがみっぽくなるものです。わたしは自分の分を残して母にこっそりあげたものです。


だからいってわたしは親に心配をかけない女の子に成長したかというと、いちばん親に心配をかけたたそうです。高校二年に登校拒否をしました。でも母は学校に行きなさい、と強制しませんでした。

ただ、黙って、たまごごはんをつくって枕元に置いてくれました。

子どもは一生懸命働いている母親の姿をみています。


わが家の家族祭

私が親子のコミュニケーションを大切にした「わが家の家族祭」を紹介します。

仕事をしているとどうしても、子どもをたまにはどこかへ連れていってやろう、休日はこんなことをしてやろうと思って、つい口にだして子どもに期待をさせて、それが返って苦しくなることがあります。

子どもはもしかしたら、どこかに行きたいことより他のことを望んでいるかもしれません。わたしがやって、これはよかったと思えることをご紹介します。


月に一回、家族ミーティングをする

わたしの知り合いのご夫婦は共働きで、ご主人は学校の校長でした。毎日、親子で会話ができません。そこで、週に一回、家族ミーティングをするそうです。子どもの好きなおやつを用意して、一週間のできごとを話し合ったそうです。

我が家でもこれを実行しました。

子どもは小学生、中学生、高校生になると、「部活」「塾」で、生活時間がズレて、きょうだいもどうしも家族全員が顔をそろえて食事をする機会がほとんどありません。

ですから、「家族祭」と名前をつけたイベントをしました。
この日だけは、子どもたちの食べたいものを用意しました。
子どもはおやつがうれしくて、家族ミーティングをたのしみにしてくれました。

今ではなつかしい思い出です。


テーブルの上におにぎりを置く
子どもは学校からおなかを空かして帰ってきたら、まず、片手でパクッと口に入れたがります。スナック菓子ばかりたべちゃだめよ、と言うより、テーブルにおにぎりを置いておけば、子どもは黙ってでもおにぎりをほおばって食べます。

わたしは子どもがちいさい時から、ずっと、今でもおにぎりを作って子どもに食べさせます。小腹を満たすのにいいおやつですよ。


「おにぎり」には不思議な力があります。
「おにぎり」のことで、わたしにとって忘れられない思い出があります。
H15年に、瞬間学習塾というテレ番組がありました。子どもの学習や生活を改善をするとい うものです。


ある母親が「子どもたちが言うこときかない」
なんとかしたいと応募しました。
そのときのアドバイスを私が担当することになりました。
おうちを訪問したときに、真っ先に目に入ったのは
リビングのテーブルの上のゴチャゴチャです。
家族がテーブルを囲って、食事をしたことがないような状態でした。


私のアドバイスは「テーブルの上におにぎり」を置いてください。
それだけでした。



二週間後に、テレビのディレクターから「見に来てください。
すごい変わりようです」と興奮の電話がかかってきました。

「子どもが言うことを聞かない」はテレビで放映されました。


おいしいに匂いとまな板の音
おいしい匂いは不思議としあわせな気持ちにしてくれます。

わたしは休日は大きなお鍋にシチューやカレー、おでんを作ります。

子どものときの母のまな板のトントンがとても心地よかったので、寒い冬などは遅く帰宅したときに、家族が帰宅する前に急いで朝の味噌汁を温めて、味噌汁の匂いを部屋中に漂わせ、まな板をトントンして演出することもあります。

(母親の存在って、味噌汁のにおいとまな板の音のようなものです。これだけで、家の中はあったかくなるような気がします)



帰宅後に母親が不在について、他のお母さんたちが意見を交換しています。
参考になると思います。(参照)

いろいろな考えがあり参考になります。

ヤフーの質問箱


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☆あとがきと自己紹介

子育ては大変です。みんな悩みながら、泣きながら親になり、自分も成長していくのだと思います。
いずれ、子どもたちは大きくなって、家を出ていきます。母親のつくったおにぎりを、ほおばって食べてくれるのは小さいときだけです。

中学ぐらいになると、自分で食べたいものを買ってきて、自分の部屋で食べるようになりますから。私の預金箱を空っぽにした息子は、三カ月前に男の子が生まれました。育児ババでがんばっています。
どんなに仕事や人間関係が疲れていいも、わが子に会える幸せ。
こどもはお母さんが大好きです。全国の働くお母さんの悩みをきいて寄り添ってきました。無料相談しています。お問合せ

プロフイル

99年に「時間簿」(商標特許)を考案。全国的に話題になる。4000人以上にのぼる調査をおこない、 時間意識や生活時間を分析。教育委員会、男女共同参画、などの行政機関、大手企業などで数多く講演。

著書「おカネも時間も生む時間簿ノート」(講談社)、「残業ゼロで夢を叶える時間革命」(PHP研究所)他、著書多数。

家族カレンダー(時間簿が元祖、商品化 )


  • 家族カレンダーは100円ショップ、アマゾン、無印などで販売されています。
  • 企業(住友スリーM株式会社 ・ベネッセコーポレーション、・トウギャザーネスレ、・カネボウ化粧品TWNY、他

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プロフィール

あらかわ菜美

生活時間研究家&時間デザイナー。99年に考案した「時間簿®」が各種メディアで取り上げられ、全国的に話題になりました。元クラシックギター講師。

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