99年に「時間簿®」を考案。20数年に渡って全国の主婦の時間の悩みをアドバイス。「かしこいママの魔法の時間簿」(すばる舎)他多数。「家族・ファミリーカレンダーの元祖」♪
夏休みをたのしく過ごしていますか?
せっかくの夏休みが
今年は猛暑でプールも海も遊園地も中止になりましたね。
今日は、
時間というものがどうやって生まれ、私たちの生活に関わってきたのか。
子どもにもわかるよう、物語風に書きます。
はるかむかし、人びとはおひさまとともに暮らしていました。
小鳥たちのさえずりをきいて、
自然の音をきいて、
季節がいつごろか知ったのでしょう。
木の実をとったり、狩りをして、生活をしていました。
自分たちの食べ物を、
ほかのひとたちと物々交換するようになります。
1840年ごろ、鉄道時間がイギリスではじめて適用されました。
規則的に動く機械や工場が生活に入ってくると、
世界の絶対王者に君臨した時計。
時計は物質文明を発展させ、
世の中のスピードをどんどん加速させていきました。
何もかも早くなりました。
インターネットもATMも、家電も。
ぼくが早いよ!
私がもっと早いよ!
といって、みんなで速いモノ勝ちの社会をつくってしまいました。
親は家のローンや子どもたちの教育費のために一生けん命にはたらき、
朝はラッシュの電車に飛び乗り、夜は残業、残業…
子どもたちも学校に入学すると、
登校時間を守り、
時計に合わせた生活をするようになります。
集団生活のはじまりです。
こうして「会社」や「学校」で、時間を共有して使うようになります。
時間を集団で共有すると、何が起こるのか?
わたしが一番伝えたいのは、このことです。
集団の時間はしめきりがあります。
「はじまりー!おわりー!」
時計はみんなを集めて行動させるのに、便利な道具です。
決められた時間のなかで、
集団をまとめるために、
ルールに従わせます。
そして、
ほかの人との「競争」が起こります。
負けてはいけないと、 一生けんめいに勉強する。
いい学校にいくために。
いい会社にいくために。
いいくらしをするために。
あれもして、これもして…
こんなにたくさんのことできなーい!
助けて~!
ここへコロナがやってきましたね。
学校も会社もオンラインに…。
集団の時間の共有が崩れ、
崩れた時間が「おうち時間」に入り込んできました。
コロナによって、私たちの生活は一変しました。
でも、コロナであっても、コロナが過ぎ去っても、
1日24時間に変わりはありません。
今年の夏は暑くて、
つい、おうちでダラダラ過ごしていまいます。
それでも、一日24時間に変わりはありません。
おうちは学校のような時間割で決められていませんが、
一日24時間には変わりがありません。
・おうち時間も「はじまり」と「おわり」があります。
・学校も幼稚園も会社も「はじまり」と「おわり」があります。
・おうち時間のはじまりとおわりは何時だろう?
・はじまりと終わりを守らないとどうなるのだろう?
夏休みは、親子で時間のことを考えるいい機会です。
子どもたちと時計をみながら、「はじまり」と「おわり」を
守るようにしてみてください。
#幸せ家族
#立川市
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