コロナの自粛生活の中で、イヤイヤ期の二歳児を育てるのは大変です。コロナの背景もあって、私の体験と合わせて深く掘り下げてみようと思います。
20数年間、イヤイヤ期の悩みを抱えるママたちの相談にのってきました。
二歳児のイヤイヤ
イヤイヤ魔の二歳について、今さらここで述べるまでもないですが特長をざっと書きますね。
あれもイや、これもイや、ズボンをはかない、ズボンをはかせようとすると逃げまわる、くつ下を自分ではくといってゆずらない、納豆を食べるというから納豆をくるくる混ぜてやればなっとうきら~い!
抱っこすれば歩くといい、歩かせば抱っこ、あっちといえば、こっちといって指をさして かんしゃくを起こす。イヤだ~!!。
これがイヤイヤ期の特長。
専門家や先輩ママが答えているのでそちらを参考にしてください。
イヤイヤタイプについてですが、母親たちから自分の子どものイヤイヤを相談されますが、どうも、イヤイヤのタイプがあるのでは?
はい、タイプがあります。
自分の子ども三人をみてもタイプが違います。このタイプがやがて幼稚園や小学生になるとはっきりあらわれます。
みなさんの周りをみてください。
おっとりのタイプ、ギリギリにならないとやらないタイプ、後回しにするタイプ、周りのいうことに流されるタイプ、マイペースのタイプ。
実は母親たちもこのタイプに分かれます。
講座でチャートをやっていただくとほほとんどあたてっています。どちらがいいかと悪いでなく、その人の行動、時間の使い方のタイプです。自分はどのタイプかな~と気軽に子どものタイプをみていきましょう。
子どものイヤイヤ6つのタイプ
- 一人でもくもくと遊ぶ子のイヤイヤ
- 人見知りをする子のイヤイヤ
- じっとしていない子のイヤイヤ
- イヤイヤがいえない子 実例あり
- あきっぽい子のイヤイヤ
- なんでも自分でやりたがる子のイヤイヤ
1.一人でもくもくとおなじ遊びをする子のイヤイヤ
[対象法] ひとつのことに夢中になることはとてもいいことだと思います。夢中になりすぎて遊びながら寝てしまうことも。ある程度の時間が過ぎたら、母親が強引に切り替えてあげてね。
2.人見知りする子のイヤイヤ
誰かが話しかけきてもも親の後ろに隠れてしまう。
[対象法] 無理やり他の子と遊ばせようとしたりおしつけないで。その子にとっては、ママの後ろに隠れるのがイヤイヤ表示だから。
3.じっとしていない子のイヤイヤ
おもちゃと遊ぶよりなんにでも触ってみたい子、・・・石ころを拾ってみたり、マンホールのふたをいじったり、自動販売のボタンをいじり、消火器など危険物に興味がある。と思いきや一瞬にかけだす、一寸たりともわが子から目が離せない。
[対象法] 子どもの行動が素早くて親はクタクタです。わたしの息子がそうでした。子どもの行動を観察すると、強弱中があります。なるだけ疲れさせることをやらせました。くわしくは私の体験のところで書きます。
4.飽きっぽい子のイヤイヤ
おもちゃと遊んでいた思ったらすぐ飽きて絵本を読んでとせがみ、絵本を読んでやるとページを戻したり、とにかく飽きっぽくて部屋がちらかり放題です。
[対処法]
わが家の経験から、おもちゃがたくさんありすぎて子どもが散漫になることがあります。大人もそうですね。遊び道具を減らします。もしかして、本人は自分の好きなものを探しているのかもしれないと思ってみてください。
余談ですが
カーテンの販売員が、「お客様にいろいろな色の見本に見せたら、みんなどの色にしょうか迷って、結局、一人も決まりませんでした」と。
また、介護施設で働く女性は「おかずがいろいろありすぎるとどれを食べていいかわからなくなります。一口くらいにして数を少なくしたら、全員が残さないで食べました」とのこと。
5.なんでも自分でやりたがる子のイヤイヤ
なんでも自分でやりたがります。できなくてもとことん自分でやりたがり。親が手をかそうとするとやだーといって暴れます。
[対象法]
とことんやれるところまでやらせてみたらどうかな・・・・。子どもなりに研究しているのだと思います。
先日スーパーのお菓子売り場で、男のこが二歳お菓子を入れるカゴを下のカゴに重ねておきたようなのです。カゴは長方形です。縦横が違うと箱を重ねることができません。男の子はふぎそうに、カゴを上においてみるけどカゴは下のカゴと重ならない。。。
母親はほほえましてそうに見ていました。わたしもつい、みていました。とうとう母親はカゴを重ねてみせました。
6.イヤイヤがいえない子のイヤイヤ゜
母親が子どものためにあれこれ手を焼きすぎて、子どもは何もいえなくなるようです。何が食べたいの?
これが食べたいの、どっちなのとききます。イヤといえない子。子どもの自立のために思って、子どもに自分でやらせるように強制するけど子どもはイヤイヤがいえない。
【対処法】子どもを喜ばそうとしない。「どう?
おいしい?」「何が食べたいの?」と質問責めにしないこと。子どもはアップアップしています。
幼稚園の講演で母親からこのような相談を受けることがあります。
子どもに世話を焼きすぎる例を紹介します。
ごはん食べるのに二時間 付きっきり
「子どもをよろこばせるためにまいにち日替わりの料理をつくり、お子様ランチのように世界中の旗を立てていますが、子どもはのらりくらりと食べるのでずっと、そばでつきっりです。
「おにぎりだけをつくってください。子どもにつまようじを一本わたしてください」
子どもに絵をかかせてその絵をつまようじの先に貼って、おにぎりに立てるようにしてみてください。
すると、どうでしよう。
母親から「子どもがよろこんで食べています。おにぎりをもうひとつといってくれました。おにぎりに立てる旗の絵を描くのがとてもうれしそうです」
苦痛の二時間の食事時間が、まるで魔法にかかったようにママも子どももしあわせな時間にかわりました。いいえ、これだけではありません。子どもは描くたのしみを知りました。
そして、おにぎりを食べるたびに、世界地図の国を切り抜いておにぎりに旗をたてれば、こころが世界に広がっていくことでしよう。
横道にそれますが、では、子どもはなぜ、おにぎりをおいしそうに食べたか?子供に限らず、だれでも押し付けられると苦痛です。わが子がかわいいあまりつい押し付けないように・・・。
わたしは幼稚園て講演するときにかならでこのことを話します。
世界一おいしいものが食べたくて、世界中からコックを集めました。一人目のコック、二人目のコック、三人目コックが次から次に、自慢の料理をつくって王様に出しました。
王様は、ダメダメ、おいしくない、他にだれかおいしい料理を作れるコックはいないのか・・・。ある、コックだけが、いつまでたっても現れません。
何してる、早くもってこい・・、でも、コックは待てどくらせど・・・。
やっと、現れました。
さて、わたしはここで、母親たちに質問します。
コックが作った料理はなんだったのでしょう?
水?
母親たちのいろいろな意見がでます。
・・・。
お皿にあるのは、「目ざし」が一匹でした!
王様はもぐもぐ食べて、おいしい、おいしい、おまえの作った料理は世界一おいしいといってほめました。
おなかが空いていれば、なんだっておいしいのです。
おもちゃも、あそび道具も同じようなことがいえるのではないかと思います。あきっぽい子は、おもちゃを減らしてみてくたざい。
イヤイヤレベルタイプ五段階
レベル5というのは、いくら母親が説明してもきかない。つい、見かねて周りのだれかが話しかける場合があります。そのような子を見ると、私は母親の辛い気持ちがわかるのではなしかけます。
イヤイヤのレベル5 事例①
男の子はお菓子売り場の方を指さしました。
「ママはどうしたいのですか?」
イヤイヤのレベル4 事例②
スターバックスの前の通りで泣いている女の子をなだめる母親。
「えらいわね。ガマンしたのね」といったとたん、急に子どもは一変してジュースを飲みたいの態度に変わります。
ガマンしてえらいわねとほめるのはレベル4です。
レベル5の子どもは自分のいうことをきいてもらえないために、機嫌が悪いので母親がやさしく話しかけてくれるのを待っています。今までも母親のほうからきげんをとってきたのでしよう。
どうしてもそのジュースを子どもが飲みたい、子どもに飲ませたい場合はジュースをたのしみに待てるようにいいます。おたんじようびが来月だから、そのときにジュースのもうね。忘れないようにカレンダーにつけておこうね、と言ってカレンダーに何かシールを貼ります。カレンダーをたまに見てみて、「たのしみね。もういくつ寝るとお誕生日がくるね」と声かけをします。
外にお出かけのときは、「麦茶をもっていこうね」といって、子どもにちゃんと麦茶を見せます。できるだけ、ジュースの飲みたがる店の前を通らないようにします。
もし、以前に買ったお菓子があれば、バッグに入れておいてお菓子を見せて、ほら、あるでしよう。といってきかせます。子どもが欲しいのはお菓子でないこともあります。口実をつけて母親を困らせて気を引こうとしている場合もあります。
私の息子のイヤイヤですが、あれがほしい、これがほしいといってワアーワアーなくタイプではありません。イヤイヤレベル5段階に該当なしです。
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